スーパーオリジナル
って、キックザカンクルーの曲であったなあ、たぶん。もう8年くらい曲作ってるしほぼ毎日歌詞のこと考えてるんだけど、オリジナルってなんだろう。最近よく思う。
その人しか生み出せないものってことなのかな。だとしたら、俺の作品はちゃんとオリジナルなのかな?どうなんだろ。
"好き"は良いことだと思う。俺だって好きなものいっぱいある。そこから少し真似をしたりする。でも、全く同じにならないように、他の誰とも同じになったりしないように細心の注意を払ってる。スキマを縫って縫って縫って…。"自分"っていうものを作るため。それは本当に初めて曲を作ったときからずっと意識している。俺なりのオリジナルへの意識。
バイト中、店内の有線でたくさんの最新ヒットチャートの曲が流れる。その度に、「これ以上どんな歌がこの世の中に必要なんだろう」そんなことを考えてしまう。
俺にはくるりがいる。ブルーハーツがいる。銀杏BOYZがいる。QUEENもPixiesも宇多田ヒカルもいる。
「あんたのその曲、本当にあんたがやる意味ある?もう既にあるぜ。聞いたことあるぜ。」そう思ってしまう。作曲中の自分にも思ってしまう。
キャッチーは大事だ。でもそれ以上に自分は大事だ。
「誰も聞いたことがない、でも最高。」いつでも目指したいのはそこだ。
最高のスキマ。自分だけのスキマ。先駆者はその辺にゴロゴロと転がっている。
時間は惜しまない。
スーパーオリジナル。
一切妥協はしたくない。