NO BOM-BA-YE
KAZOO HALL BOM-BA-YE 2022の開催見送りについて
こんにちは、ヨシモトです。みなさんいかがお過ごしでしょうか?
久しぶりにこのブログを立ち上げ、前回の投稿が余裕で2年前のものであることを確認し、時の流れの恐ろしさを感じています。
さて、街吹く風も冷たくなってきて、そろそろアレの季節ですね!
"アレ"でわかってくれてる人、ありがとうございます!
なんですが!表題にもある通り、今年のボンバイエは開催を見送らせて頂く運びとなりました!
楽しみにしてくれていたみなさん、申し訳ありません!
まあ理由としては、超簡潔に言うとエネルギー切れです。
バンドはここ一年、とてつもない変化の渦の中でどうにか活動してきました!
最近で言うと引っ越しなど、生活の環境が割と大きく変わったりしている中で、正直、今ボンバイエの開催に回せるエネルギーを捻出できるのか?という疑問が浮かび上がりました。
それならば、来年、満を持して開催できるように、そこに向けて頑張ろう!というスタンスでいこう、とバンド内で話し合って決定しました。
そもそもこのイベントは、俺たちの直系の先輩THE NO EARがGIANT LOOP FES.を通して俺たちに見せてくれた景色、そこにインスピレーションを受けていて。
あんなふうに、たくさんの人の心を動かしてカズーホールの周年を"俺たちにしかできない方法で"祝いたい、という俺の純粋な気持ちから始まったイベントです。
たくさんの人たちの協力のもとに、2018年に第一回が盛大に開催されて、そこから毎年、コロナ禍の最中でも意志を持って、形を変えながら開催してきました。
だから、自分たちがフワフワしている今、安易に仲間のバンドにお願いすることもできないし、なんか…半端にやってもダメだなって思ったんです!
わかってもらえたら幸いです。
まあ、その代わりってわけでもないんですけど、12/20(火)に今年も白熱必死の年末総決算一本勝負、ダービーオブコールスロー'22、こちらは今のところ開催する予定であります!
今年も武蔵野競馬場でアツくなれ!
これの告知はまた改めてやります!
という風に、いろいろ出来たり出来なかったり、もどかしい一年でしたが、来年は全速力で走りたいものです。
あの手この手で告知を頑張りますので、ぜひともチェックして頂けたらと思います!よろしくお願いします!
コールスローは続く!
タコの滑り台の上で待ってるから
どうも、ヨシモトです。
先日、最高すぎるMVを公開しました。タコの滑り台。みなさん、見て頂けたでしょうか?ありがとうございます。
タコの滑り台?タコ山?ってみんな知ってるんですかね??みんなの街の公園にもありました?僕はね、ありましたよ。
小さい頃よく行ってたプールの隣に運動公園があって、そこに佇んでいました。
なかなかの大きさだった気がします。
昔はみんなでよく遊んでたけど今は行かなくなってしまった場所。それが タコの滑り台 というわけなんですが、よくよく考えてみると、時の長さに違いはあれど現在のライブハウスにも同じことが言えるんじゃないかなと思います。
あんなに毎週行ってたのに、あんなに毎週会ってたのに。
だけど、僕らはずっと友達だぜ?ずっとこの場所で待ってるぜ?時を超えて絶対、また会おうぜ?
タコ目線で書いたというのがミソですね。
まあ、これはヨシモトという1人の人間の解釈なので。歌っていうのは1億人の聴く人がいたら、1億通りの解釈があっていいんですよ。
ぜひ自分の心で聴いてもらえたらと思います。
さて、そんな タコの滑り台 が収録されたDear Chambersとのスプリットアルバム「LOVE」が本日、全国のCDショップに届きます。自粛中にりょうた(森山)とLINEのやりとりの中で一緒に作った歌も最後に入ってます。良すぎてウケます。
ぜってえ聴いてくれよな!
そして生のライブで会いましょう!
では!
ハピネス
防水仕様の靴を買ったんです。Amazonで。見た目がちょっとダサいんですけど、全く雨が染み込んでこない。靴下も濡れない。なんか軽いし。良い感じなんです。見た目ちょっとダサいんですけどね。
見た目はダサいけど、ちゃんと仕事をしてくれる。助けてくれる。人間でもそういう人が好きですね。そういう人になりたいです。
昨日、birthが最後にやってた曲がほんとにすごく良くて。次はみんなで歌いたいなって思いました。ライブ中に歌うのも良いけど、最早カラオケでも良い。カラオケに入ってたらまじで歌うのになー、俺。birthがカラオケに搭載される世の中になって欲しいです。
重い扉を開けると、眩しい光と、まばらに立った人間と、ビニールカーテンの向こうで大きい音を出すbirthがいて、最初ちょっと、あ、異世界かな? って思いました。でも時間が経つにつれて、やっぱりいつものKAZOOHALLだな って思いました。嬉しくて泣きそうでした。
久しぶりの人たちと乾杯をして、話をして、笑って、打ち上げはフロアの床に座って円になって、酒を飲んで、ダベって、笑って。
嬉しくて泣きそうでした。
やっぱりこの場所でみんなにまた会いたいなって思いました。
俺は馬車、君はシンデレラ(後編)
こんにちは、ヨシモトです。みなさん元気にお過ごしでしょうか。
僕はと言えば先日、7年ぶりに実家に帰省し、羽を休め、完全にリフレッシュして戻ってきた次第であります。母からもらった母のお手製のマスクをかけていますと、不思議と景色が滲んできます。親不孝者とは完全に僕のことですよ。これからは1年に1回は帰ろうという気持ちになりました。みんなも実家にはガンガン帰ったほうがいいぞ!母ちゃんは思ってるよりずっと心配してる!
それはそうと。さあ!
お待たせしました。
アルバム発売まで10日を切ったということで今日は、Cinderella Libertyについてのお話(後編)アートワーク・デザインについて触れていきたいと思います。
まあ、いろいろ言うよりまずは一回見て頂きましょう。こちらが今回のジャケットになります。
優勝。
他に言うことありますでしょうか?無いですよね?無いはずなんです。逆に教えてほしいです。なんて言えばいいんだ!この最高な絵!
みなさんもうお気付きかと思いますが、今回のジャケットも僕の敬愛する漫画家のゴトウユキコ先生に描いて頂きました。人生で2度もこんなことがあるなんて!僕もうすぐ死ぬのかもしれません。!!!!
では、どのように完成に至ったのか見ていきましょう。
まず僕が、今回のアルバムのイメージを下っ手クソな絵に具現化し、ゴトウ先生に伝えます。
こんな感じです。笑
僕は遠近法とかパースとか全くわからないのでとにかく気合いと情熱で描きます。「先生!どうにかこれで汲み取って下さい!すみません!」って思いながらいつもラクガキを送っています。恥ずかしくて死にたくなる瞬間ですね!笑
そして、そのラクガキを受けてゴトウ先生がラフ(原案、下書き)を送ってくれます。それがこちら。
うおおーーーーー!!!!
そうそう!!これこれ!!
ゴトウ先生の素晴らしい返しに僕は脳汁を垂れ流しながらヘドバンしていました。
しかもこれ。よく見てもらえば分かると思いますが、ゴトウ先生は僕の注文したイメージ、それはもれなく再現しつつ、ご自身のアイデアも提案してくれているのです。電光掲示板をバンド名にしたらどうかとか、裏面の街は吉祥寺の駅前をモチーフにしてもいいですか?(前作との関連性?)とか、ほんとに細かいところまで…。ゴトウ先生の漫画を読んだことがある方は分かると思いますが、ほんとに何気ない背景や小さなコマに小ネタが散りばめられていたりするんですよね。あれはこうやって作られているのかー、と感動しました。
提案してもらったアイデアはもちろん、全部採用だぜ!笑
あとはOLちゃんをもう少しだけ弱そうにしてほしいなど、僕から最終的な追加の注文をしまして、作画に取り掛かってもらいました。そして、届いたのがこちら。
ありがとうございます…。涙
あのラフがこの絵になるとは。さすがはプロフェッショナル。しかも今回は(完全に僕らが言うのが遅かったせいですが)3週間弱しか時間がなく、先生も連載を持っていて単行本の作業もあった中でこれほどの絵を仕上げて頂いて…
本当にありがとうございました!感謝が尽きません!
あとはこの絵をうちのドラムス蓮沼くんがパソコンで着色、加工します。緊張感のある重要な仕事です。何せこんな素晴らしい絵にメスを入れるわけですから。
しかし彼ももうすっかり過去2作を手がけた歴戦の戦士。ばっちり仕上げてきました。こちらです!
これにてCinderella Liberty完成!
優勝確定!!
CDを作る上で、良い音楽を作るということは当然ですが、それと同じくらいCDのジャケットというものは重要であると思います。中身を聞く前の第一印象、顔になる部分ですから。やはりそこは納得のいくものを作りたい。
ゴトウ先生の絵は本当に、毎回びっくりするくらい僕の言いたいことを代弁してくれて、僕の音楽を素敵にしてくれて、本当に…最高です。大好きです。
あと、初めて会った時からお互いにずっと敬語で、一向に距離が縮まらない感じも最高です。笑 だから、いつでも初めて会った時の感動を思い出せる。ピュアな気持ちで作品を作ることができる。
アジカンと中村佑介さんのようなタッグ感でこれからもずっと一緒に頑張っていきたいです。それは…調子に乗りすぎでしょうか。笑
でも、ほんとです!
ニューアルバムCinderella Libertyは4/1発売!
曲の解説はしません。あとは、聞いて、感じてください!
一人でも多くのあなたに届きますように。
暮らし安心、クラシアン
もう気は済んだだろうか。
お茶の間に垂れ流された情報だけでなんとなくライブハウスを批判している人たち。バンドマンを吊るし上げにしている人たち。
誰かを悪者にしなければ安心できない人たち。
もう、気は済んだのだろうか。
不安な気持ちは分かります。だけど、それは僕たちだって同じです。得体の知れない病原体。怖いですよ、そりゃ。
そのための対策、ライブの自粛。僕は仕方がないと思います。僕らは各々が現状を理解し、受け入れ、どれが最良の選択なのか考えて、動いて、毎日を過ごしています。
でもほんと、ひとつだけ、想像してみて下さい。
ライブハウスにだって、そこで生計を立てて、家族を養って、生活をしている人がいるんです。めちゃくちゃいるんです。僕は涙が出ますよ、毎日。いきなり仕事がなくなって、でも、みんなで一丸となってなんとかしようとしていて。大好きな人たちが、誰も、弱音も吐かずに、イベントがぶっ飛んでも、どうにかこうにか毎日毎日。こんな地獄、ほんと意味がわからないです。
でも、誰かを責めるつもりもない。
僕はとにかく、今はライブハウスにとってプラスになることを考えて、ほんとにささやかですけど行動してます。
例えば、今回の件でYoutubeチャンネルを開設したライブハウスがたくさんあると思うんですけど、それを片っ端からチャンネル登録しています。細かいことはわかんないですけど、1000人以上の登録者と動画再生総数が4000時間以上あれば収益に繋がるらしいです。そんだけで誰かの生活が救われるなら、やるしかねえだろ!
あとはイベント飛んで空いたところを使って何かできないか、とか。いろいろ考えています。配信ライブとかもさ、正直ずっと「何がいいの?」って斜に構えてたところがあったんだけど、実際自分たちで考えてやってみたらもう、良いことしかなかったですね。すっげえ元気になった。笑
だし、その元気がみんなにも伝わってたのがわかったんです。やって良かった。
音楽で元気になったことねえんだろうな、偉い人たちは。きっとそうだ!
とにかく、こうなってしまった以上はもうしょうがない。乗り越えましょう。
あんたの街にも大好きなライブハウスがあるはずです。みんなで守りましょう。
最後に、東京事変の透明人間という曲を聴いて下さい。
「何かを悪いと云うのはとても難しい。僕には簡単じゃないことだよ。」
ほんとだよ
俺は馬車、君はシンデレラ(前編)
みなさん、世間はいよいよ大変なことになってきましたが、お変わりないでしょうか。元気にしてますでしょうか。ヨシモトです。私は元気です。
コロナだなんだと言ってる間に気がつけば今年も、もう3月。恐ろしいですね。いや、コロナも恐ろしいんですが、どんどん早くなっていってますよね。時の流れ。生きるのに必死です。
最近の僕はと言えば相も変わらず曲作りに頭を悩ませていて。こんな時でもね、作るんですよ、曲を。しかしながら、まだ発売されていないストックされた音源がありつつも曲を作っているというこの状況…。これは、いよいよバンドマンらしくなってきたと、言えるのではないでしょうか。どうなんでしょうか。どうでもいいでしょうか。ありがとうございます。さあ!
さて、というわけで発売までもう1ヶ月を切ったコールスローの新作「Cinderella Liberty」。バンド史上2枚目の全国流通盤です。みなさん、なにかと家でじっとしている時間が増えて退屈なことでしょう。暗い話ばっかりしてらんねえからさ、今日は前編ということで、少しだけその全貌を紐解いていきたいと思います。
ヤバいアルバムができたんです。
では、まずはこの歌を聴いて下さい。
ユーミンですね。
今回のタイトル「Cinderella Liberty(シンデレラリバティ)」はこの歌の歌詞から取りました。ユーミンの荒井由実時代の曲。素晴らしい歌です。
シンデレラリバティとは=シンデレラの魔法が解ける時間。つまり深夜0時のことで、その昔、異国の海兵たちが外出時間が深夜0時までだったことから、外出終了の俗語として使われていたのだそうです。
僕は初めてこの言葉の意味を調べたとき、それはもう、ピンときましたね。ビンっビンきました。終了時刻から始まる物語があってもいいんじゃないかと。
そう、このアルバムは普通の人が「もうお終いだ〜」と思ってるところから全てを始めてみようという意味を込めたそんなアルバムなのです!絶望の中で鳴る音楽。どういうこと?わからん!
でも、めちゃくちゃポジティブじゃないですか??
今まさに「もうお終いだ〜」じゃないですか、世の中。昔よりも露骨に。誰が悪いとかじゃないんですよ。誰も悪くない。でも誰も良くない。
だから自分のことは自分の意思で決めるということが大事だと思うのです。行き詰ってもまだ終わりじゃない。みなさんには、つまらん柵を抜け出して、良い方向へ向かっていってほしいのですよ。
俺はみんなを乗せるただのカボチャの馬車です。夢みたいな場所へ、連れていきたいんですよ。そしてみんなはシンデレラ。自分なんて主役じゃないって思ってるんじゃないですか?あんたの人生の主役はあんたしかいないんだよ。それに気づけ!生まれ変われ!
そんな俺の気持ちを頭の中に置きつつ一曲目、「今夜生まれよう」からぜひ聞いていってもらえたらと思います。
今夜生まれよう。我ながら良いキーワードだと思っています。
今回収録した8曲は僕の目指す「コールスロー感」の集大成であり、間違いなく、最新にして最高傑作だと思っています。
今夜生まれよう
素晴らしい幻
さあ休日だ!
ぼくらは
卓球の愛ちゃん
フラワー
BOYS
バブルデイズ
の、全8曲。聞いて、それぞれの歌の中にある心の声を感じ取ってもらえたら嬉しいです。
良い感じのCMと、ほんとにちょっとずつ聞ける全曲トレーラーも作ったので、改めて、動画見て気持ちを高めておいてくれたら、もう最高です。これです↓
CM
トレーラー
では、前編はこんなもんで。
昨日のライブのダメージがまだちょっと残ってるので、こんなもんにさせて下さい👴
後編は、ほぼ全部、ゴトウユキコ先生へのラブレターになる予定です。
お楽しみに!
えたーなる
普段、声を荒げるようなことなんて、何ひとつないんですよ。俺はからっぽだから。自分でわかってんだ。だけど昨日は大きい声を出してしまいました。
クニタケヒロキという男がほんとに、初めて見た時から何も変わらず今もずっとそこにいて、かっこよくて、大好きで、
かっこよすぎてムカついちゃったんですよね。
人間じゃないですか。みんなそれぞれ、別々に生きてきた人間じゃないですか。
どんなに好きでも、どんなに気心が知れていても、言ってしまえば自分以外の人間なんて他人じゃないですか。他人なんてどうでもいいはずなんですよ。究極を言えば。
でも、この人は、この人にだけはぶつからなきゃ。そう思ったんです。この人は、俺の世界を、ぶち壊してくれたから。俺もぶち壊してやらないと気が済まない。
その結果、僕は無事粉々になりました。粉々になって砂つぶになって、さらさら〜っとこの街の風に流されていきました。今日はそのかけらを一人でずっと集めていました。
クニさんと本気でぶつかり合ってわかっことがあって。
俺はもっと、かっこよくなりたい。クニさんに負けたくない。クニさんに憧れてるだけの奴にも負けたくない。
すごい歌を作ってやる。
誰もが、じゃない。誰かが、涙が止まらなくて死にかけるような、すごい歌を、作るぞ。
みてろ。