暮らし安心、クラシアン
もう気は済んだだろうか。
お茶の間に垂れ流された情報だけでなんとなくライブハウスを批判している人たち。バンドマンを吊るし上げにしている人たち。
誰かを悪者にしなければ安心できない人たち。
もう、気は済んだのだろうか。
不安な気持ちは分かります。だけど、それは僕たちだって同じです。得体の知れない病原体。怖いですよ、そりゃ。
そのための対策、ライブの自粛。僕は仕方がないと思います。僕らは各々が現状を理解し、受け入れ、どれが最良の選択なのか考えて、動いて、毎日を過ごしています。
でもほんと、ひとつだけ、想像してみて下さい。
ライブハウスにだって、そこで生計を立てて、家族を養って、生活をしている人がいるんです。めちゃくちゃいるんです。僕は涙が出ますよ、毎日。いきなり仕事がなくなって、でも、みんなで一丸となってなんとかしようとしていて。大好きな人たちが、誰も、弱音も吐かずに、イベントがぶっ飛んでも、どうにかこうにか毎日毎日。こんな地獄、ほんと意味がわからないです。
でも、誰かを責めるつもりもない。
僕はとにかく、今はライブハウスにとってプラスになることを考えて、ほんとにささやかですけど行動してます。
例えば、今回の件でYoutubeチャンネルを開設したライブハウスがたくさんあると思うんですけど、それを片っ端からチャンネル登録しています。細かいことはわかんないですけど、1000人以上の登録者と動画再生総数が4000時間以上あれば収益に繋がるらしいです。そんだけで誰かの生活が救われるなら、やるしかねえだろ!
あとはイベント飛んで空いたところを使って何かできないか、とか。いろいろ考えています。配信ライブとかもさ、正直ずっと「何がいいの?」って斜に構えてたところがあったんだけど、実際自分たちで考えてやってみたらもう、良いことしかなかったですね。すっげえ元気になった。笑
だし、その元気がみんなにも伝わってたのがわかったんです。やって良かった。
音楽で元気になったことねえんだろうな、偉い人たちは。きっとそうだ!
とにかく、こうなってしまった以上はもうしょうがない。乗り越えましょう。
あんたの街にも大好きなライブハウスがあるはずです。みんなで守りましょう。
最後に、東京事変の透明人間という曲を聴いて下さい。
「何かを悪いと云うのはとても難しい。僕には簡単じゃないことだよ。」
ほんとだよ